今日の空は蒼空

今の自分の心とゲイである葛藤と活動

『これが俺の生きてきた道』part7

父が他界し
俺は俺の事を本当に愛してくれる人物は

この世に姉達2人と愛犬の武蔵だけになってしまった。

 

 

part1から読んで下さった方なら分かるだろうが
俺は他人から愛された事がないんです。

 


だから俺は人との接し方も良くわかりません。
友達も居なくて……。

 

 

俺はその当時、辛くて辛くて…


愛されない事がじゃない


友達がいない事がじゃない


その当時は、
俺は俺のような人間が生きている事がつらかった。

 

 

この世に何のために産まれたのか

何故、こんな辛いのに生きているのか

 

正直生きていたくなかった。

 

ただ命を捨てる勇気も無かった。


だから深夜、坂道から目をつむり一気に

信号まで自転車で下る

 

そこに車が通れば死ねると思い何度もやりました。

 


だけど、そう言うとき限って車が通らない。

 

 

昼間は側の運送会社のトラックが行き来するくらい通るのに


夜の街は昼間の混雑を包み込むくらい静かになり
俺の心と同じように
無音になる。

 


そこに一人闇のなかにポツンといる。

 

昼間とはうって変わって
争いや競争、嫌悪感や羞恥心も格差や侘しさなど何もない。

 


だから俺は夜な夜な一人街を歩いた。

 

闇の中でしか生きれなかった。


俺は何故この世に生を受けたのか?
俺は幸せになっていけないのか?
俺が悪い人間だから愛されないのだろうか?
俺の闇は広がり続けました。

 

 

ただ一つ

 

一つだけ


俺は武蔵という子(愛犬)だけが

俺を必要としてくれていた

 


俺がしっかりしないとこの子は路頭に迷ってしまう。

 


この子がいるから生きようと思ってました。

 

 

その頃、ある思いがけない事態が起こりました。

 


今までの青年団の部長が抜け
新しい部長として


俺がずっと話しかけて欲しかった、

『もし話す事が出来たら俺の人生は変わる』と思っていたJ君が新任の部長としてやって来たんです。

 

 

 

でも俺から歩み寄る事が出来なくて…

 

J君が部長でも俺は
二年近くは青年団に参加をしていませんでした。

 


その頃には
俺は完全に病んでおり
もう一人の黒い影の俺がいつも側に立って俺を見張っていました。

 


気のせいでなく

あの頃の俺には完全に見えていました。

 


その影は俺を責め立てました。


『何故お前は生きてるんだ!』

『社会のクズが!』

『醜い姿をした化け物が!』

『お前を愛する者なんて居ない!』


俺のあたまの中にはいつもそんな言葉が

ぐるぐるとヘビーローテーションのように繰り返されました。

 


鏡を見るのが怖く自分の姿を見るたび、

胸を鋭利な刃物で差したい感情にかられていました。

 

自分を自分で化け物と呼びました。

 

手首を切る勇気もない

高いところから飛び降りる勇気もない

弱虫と呼びました。

 


俺は情けない…


J君はいつも太陽のように周りには人が集い、

人気者で周りから称賛も受けているのに…


俺は何もない。


結局彼が近くに来ても俺は何も変われないでいました。

 


その当時は

ついに過食症も進み吐くまで食べ、

吐いては食べ、食べることで幸福を感じ

生きてる感じを得ていました。


体重は190キロを越えていました。

 


街を歩けば二度見、三度見は当たり前

指を指されたり、直接暴言を吐かれたり

 


完全な笑い者に……。

 

拒食症は病気。

でも過食症は自己責任能力にかけている人

社会はそんな風に見ました。

 


俺が心から辛いと言えるのは

愛犬の武蔵だけでした。

 


武蔵だけが俺の話を聞いてくれた。


武蔵と呼べば笑顔を見せ
俺の側に寄り添ってくれた。

 

武蔵は俺を外見じゃなく

内面を見てくれて俺になついてくれた。

 


ただ俺の病は更に進んでいました。

 


もう駄目だ苦しい…

 


頑張っても、頑張っても
何も変われない、

 

誰も俺を愛してくれない

認めてくれない

 

 

俺だって生きたいんだ

生きているんだ!

俺はここにいる!

ここにいるんだぞ!!

 

皆のように、友達と友達らしい事を

沢山したい

 

誰かに愛して欲しい。

心から俺の事を愛して欲しい。

 

俺にだって名前がある。

 

でも頑張っても、頑張っても

何もならなくて

 

変わらなくて……

 

息が出来なかった。

 

居場所がなかった。

 

もう頑張れない……

 

と思った時

 


姉がふっと俺に


『別に頑張らなくても良いんだよ。』

と言ったのです

 


本当に何気ないタイミングで…。

 


その時、俺ははじめて呼吸が出来た感覚でした。

 

張りつめすぎた心が一瞬解放されたのです。

 


俺は団地の屋上に登り空を眺めたら


都会はごみごみと狭い所にも競争のように高い建物が立ち並び、人は本心を隠しながら戦いあっているけど


空だけは何も邪魔するものもなく果てしなく

どこまでも広がり続けていて、


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その空には自由に雲が流れている。

 


曇り空でも雨でもその遥か上には

青空が広がっている

 


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空は自由何だって

 


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そう思ったら心が自然に解放されました。
(だから俺は空が好きなんです。しかも蒼く澄んだ大空が)

 


ただ

それも社会に戻れば薄れかけていきました。

 


ですが、

俺は少しだけ勇気を出し青年団

復帰し出しました。

 


そうすると事によって
俺とJ君との距離は近くなり話すようになりました。

 


彼は話せば話すほど天真爛漫で彼の側は

日向のように暖かく

 

彼に接し、彼に触れる、携わることで

醜い自分も少しずつ変われているような感じがしました。

 


俺は必死に彼についていきました。

 


自分を変えたい!


自分を成長させたい!と


萎れていた向日葵が太陽の陽を受け

すくすく上に上に伸びるように

 


俺は少しずつだけど社会に触れていきました。

 


彼は俺に希望をくれました。

 


誰も俺を認めてくれない中
彼は俺を青年団の副部長として

団長に推薦してくれました。

 


こんな俺が?

他の優れた人材が居るのに副部長なんて…

 


俺は彼に聞きました。


『何故、部長はこんな俺を推薦してくれたんですか?』と


彼は俺に言ってくれました。


『○○さんは僕のアシストをしっかりしてくれそうだから信頼して推薦しました。』と

 


こんな俺を彼は信頼してくれている!!


こんな俺でも役に立てる!!


俺は嬉しかった…


俺を必要としてくれたことが、

俺を外見じゃなく

俺の内面を見てくれた事が…


俺は人として人間として初めて見られた気がしました。


俺はこの世に初めて生きてきた

使命を承って気がしました。

 


初めて生きてる歓喜を知りました。

 


だから俺は精一杯、

彼の気持ちを無駄にしない為に
役目を果たそうと奮闘しました。

 


その時は幸せでした。


楽しかった。

 


でも幸せな時は永くは続かなかった……。

 


あの運命の9月20日が来た事により……。

 

 

すみません文書が長くなり
20日の件が延びてしまいました。


次回は必ずわかると思いますので

引き続き読んで頂ければありがたいと思います。

 

こんなネガティブな記事書いてますが

過去の事を書いてるので 

時々落ち込むけど今の俺は元気で前向きです。

 

今日の蒼空は晴れた空です(o^-^o)