パーフェクトライフ
仕事場で知り合った
中国人の子からLINEがきた。
その子は
日本語を勉強中
その日本語のテキストの問題文を読んで
『Toshiyaさんの事を思い出したよ』って
その問題集の内容が
これ
自尊心が低い人で
『Toshiyaさんの事をすぐ思い出した』
σ(｀・・´ )………………
確かにな…………
俺『なんで俺だって、そう思ったの？』
中国人『だってToshiyaさんいつも俺は駄目な人間だからって言ってるから』
そっか……
俺ってみんなに言ってるんだね…………。
でも、
自信過剰の俺様よりは良いでしょ？
中国人には
『謙虚なだけ』と伝えたけどね
そんなにもみんなは自分に
自信があるの？
何故そんなにも
強いの？
俺は
自分を客観視して見て
みんなに勝るような物も持ち合わせていない…………。
文章力にたけてるわけでもなく
これって特技も無いし
若さも無いし…………
財力だって無いし……
愛嬌も……
みんなを引き付ける物、何もない。
これが
Toshiyaの魅力だよというものもない…………。
体は
だらしなボディだし
顔は
イケメンじゃない。
何かひとつでも人に勝るようなものや
魅力があれば
勇気の一歩を歩めるんだけど…………。
強いて言えば
この極限のネガティブくらい。
そんなの
くそ喰らえ………………。
自尊心が低くて何が悪い……
悪いよね………………。
全てが空回り…………
『完璧な人生』なんて
存在しないのはわかってるよ。
でも、これがToshiyaの生き方っていうのも無い
生きるって難しいね。
ガキの頃は
何も考えてなかった…………。
あっ、
ガキの頃も独りぼっちだったから
青春なんて無かったか…………。
そう考えたら
俺の人生は全てが『不完全』なんだな…………。
まとまった……
やっぱり俺は
『自尊心の低い人間』だ。
『パーフェクトライフ』
上手くいかねぇや っていつもの事だろ
不出来な人間なのは 痛いほど分かってる
さっき飲み込んだあの言葉は
日の目を見る事も きっとないんだろうな
そうやって積もった 部屋の埃みたいな
感情が僕等を息苦しく させてるんなら
自分を守りたくて 閉め切ったドアも窓も
無理してでも開けなきゃ 窒息しちゃうよ
悩みはどうせ消えない
振り回されてばかりの 世界の中で
おぼれそうに もがきながら
それでも悪くないなって 思えるものが
どれだけあったら失敗じゃない? 僕らの人生は
完璧な人になりそこねたよ なんもねぇ人生
人の心に 土足で入り込んで
ドアも窓も勝手に 開け放ったあなたの
おかげで僕は人生を 台無しにしちゃうような
素敵な風景に 出会えたんだ
どこから始まって どこまで続くのか
この物語の落とし前をどうやってつけようか
いつだって考えるけど
答えは今も見つからないんだよ
けど今日が終わりじゃない事だけは分かってる
どこまでいけるか 分からないんだけどさ
スタートラインに ようやく立てたよ
こんな風に 僕等を駆り立てる出来事が
どれだけあったら失敗じゃない? 僕らの人生は
完璧な人になりそこねたよ 何もねぇ人生
不完全な青春終えて 不完全な夢を見て
不完全な挫折の末に 不完全な大人になって
でも不完全なやりかたで 不完全なりに生きてきた
君自身は疑いようも無い
出会いと別れにただ泣き笑い
それだけの人生か でも
それだけあったら失敗じゃない 僕らの人生は
完璧な人にはなれないけれど 完璧な人生
