今日の空は蒼空

今の自分の心とゲイである葛藤と活動

保守的か攻撃的か

 

年の瀬の買い出し

 

ここぞとばかりに

 

家族の団欒を見せつけられる

 

俺には無いもの

 

俺には獲られない至福

 

肩車されてる子供

 

年越し蕎麦やお節を考え買い物する妻

 

大量の荷物を抱える一家の大黒柱の父親

 

あたたかい家庭

 

笑顔の人々

 

その人々の波にもれる

 

独りぼっちの俺

 

手をつなぎ温めてくれる人も居ない

 

手は悴むばかり

 

人の流れで出来る空気ばかりが頬にあたる

 

それ以上に心は凍てつく

 

子供のパパと呼ぶ声

 

俺が呼ばれることの無い呼び方

 

どんどんと凍てつく心

 

こんな自分は大嫌い

 

どんなに保守的にまわっても

 

いろんな外敵が俺を傷つける

 

どんなに自分を護っても

 

見えない敵が俺を襲う

 

なら

 

時に俺が攻撃的になれば

 

俺は俺を護れるのか?

 

人の不幸の上に

 

自分の幸福なんて築けない。

 

そんな人を傷つけてまで幸せになる意味は無い

 

だけど、

 

何もしないからこそ

 

お願いです。

 

俺を傷つけないでください。

 

俺が目を瞑ってる間に

 

俺の前から

 

この幸福の群像を消してください。

 

それが無理なのは百も承知

 

だから

 

この群像を消すよりも

 

俺がこの群像から居なくなる方が早い。

 

そうすることで

 

またひとつ

 

俺は自分を護り

 

人を傷つけず

 

時を過ごせ何もなかったように

 

明日を迎える事が出来る。

 

家族か……。

 

 

 

 

今日の蒼空は真っ暗な空です。